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イオスコーポレーションを完全子会社化 アイケンジャパン
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週刊経済2022年4月26日発行
グループ6社体制に
投資用アパート企画販売の㈱アイケンジャパン(福岡市中央区天神2丁目、中島厚己社長)は4月12日、戸建住宅開発、不動産販売代理の㈱イオスコーポレーション(同市早良区城西3丁目、伊藤治社長)の全株式を取得し、完全子会社化した。
顧客ニーズや事業環境の変化が進む中、戸建て分譲を展開する同社をグループ化することで事業領域の拡大を図る。イオスコーポレーションは2007年10月設立。資本金3千万円。従業員40人。21年8月期売上高は30億4800万円。本社のほか、福岡東営業所(同市東区香椎駅前2丁目)、福岡南営業所(同市南区大橋2丁目)を置き、自社ブランドのライフスタイル提案型建売住宅「IDEA」シリーズを展開している。代表は伊藤社長が続投し、アイケンジャパンの役員が社外取締役に就く。今回の子会社化により、アイケンジャパン、不動産売買仲介の㈱ATMリアルエステート(同市中央区天神2丁目)、建設業の㈱アイケン建設(同)、保険代理業の㈱AND LIFE(同区警固2丁目)、洋菓子店運営の㈱東京おだふじ(東京都練馬区東大泉2丁目)と合わせてグループ6社体制となった。
中島社長は「両社とも創業の地が中央区六本松で、創業年度も1年違いと似ている点が多く、特に重要視していた行動指針や社風も共感する点が多かった。シナジー効果はもちろん、足りない物を補完し合える相性の良さを武器にさらなる成長を図っていきたい」とコメント。伊藤社長は「アパートと戸建ての違いはあるものの、お客さま視点での住まいづくりにかける熱い思いやこだわりは共通したものがあると感じた。戸建て分譲で培った経験と実績を生かし、お互いの強みを結集させることで、今後は福岡にとどまらず他エリアへの展開も視野に入れた持続的な成長を目指す」と話している。
同社は2006年8月設立、資本金1億円。21年6月期売上高は92億円。従業員121人。福岡本社と東京本社のほか、熊本、広島、大阪、名古屋、仙台、岡山、埼玉、札幌、台湾に拠点を置く。