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アメリカのストーリーライン社と提携 ニワカソフト


両社サービスの利用者数増加を目指す

SEO・マーケティング、IoT事業のニワカソフト㈱(福岡市中央区清川1丁目、古賀聡社長)は7月5日、スマートスピーカーのスキル開発ツールを提供するアメリカのstoryline(ストーリーライン)社と業務提携した。
ストーリーライン社はスマートスピーカーAmazon echoに搭載されているAI「Alexa」のスキル開発ツール「storyline」を提供しているアメリカ・シリコンバレーの企業。スマートスピーカーの多くは、スピーカーに話しかけると天気やニュースを答える、音楽を聞くなどの基本動作はできるが、家電を起動させるなどの動作はスキルと言われる拡張機能を使用する必要がある。「storyline」はプログラミング技術がなくても利用できる非エンジニア向けのスキル開発ツールで、一般市民が自宅のパソコンから「storyline」の公式サイトにユーザー登録することでオリジナルの自動応答スキルなどをテンプレートから作成できる。作成したスキルはスマートフォンのAmazon echo専用アプリを通してダウンロードし、スピーカーと連動させる。
ニワカソフトはスマートスピーカーの設定方法や活用方法、関連ニュースなどを紹介するスマートスピーカー専門情報サイト「smartio」を運営しており、同サイトから「storyline」にユーザー登録した場合は、同サイトを経由せず登録するより5ドル安い月額44ドルで利用できる。サイト内には「storyline」のユーザー登録手続きや使用方法の解説も掲載している。ストーリーライン社は日本での認知度向上やユーザー数増加、ニワカソフトは全世界にユーザー1万2000人を抱えるストーリーライン社と提携することで同サイト利用者の増加を目指す。同社は「日本ではまだ浸透していないが、世界的にみるとエンジニア以外も参加できるコンテストが開催されるなどスキル開発が活発になっていて市場拡大が見込める。海外企業と提携し、日本国内にもいち早く情報発信していきたい」と話している。
同社は2012年9月設立。資本金500万円。従業員数19人。

2018年7月18日発行