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アパートメントをIoT標準装備化 シノケンハーモニー


7月受注から全物件を

㈱シノケングループ傘下のアパート販売、㈱シノケンハーモニー(東京都港区、三浦義明社長)は、7月以降受注した全物件をインテリジェントアパート仕様にした。
建物全体・全部屋に各種IoTセンサーを標準装備したアパートメントで、外出先からスマホによって備え付けのエアコンなど家電の遠隔操作ができるほか、スマートロックや室内のセンサーによるセキュリティも備えており、入居者はこれらが無料で利用できる。同社では昨年4月から新築アパートメント向けに「Shinoken Smart Kit」の名称で同様のサービスを提供していたが、アパートメントの購入検討者や既存オーナーから問い合わせ、要望が増えたため、改良して標準装備化した。
7月から来年6月までの初年度で新規物件3000戸への導入を目指すほか、既存の賃貸管理物件約3万5000戸への導入も順次予定。篠原社長は「ランニングコストが発生しないことが大きなポイント。今後はマンションへの導入は、同一エリア内の物件をつないだインテリジェントビレッジ構想なども視野に入れている」と話している。

2019年9月10日発行