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アドバンテックテクノロジーズと実証実験 直方市
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週刊経済2021年7月20日発行
樋門の遠隔監視制御管理システムで
直方市(大塚進広市長)は7月5日、同市に本社を置く産業用PC、IoT製品の開発・製造・販売のアドバンテックテクノロジーズ㈱(同市上境、石田隆裕社長)と樋門の遠隔監視制御管理システムで実証実験を始めた。
同市では、集中豪雨などによる河川の増水から浸水被害を防ぐ樋門が遠賀川流域に設置されているものの、市が委託する管理人(民間人への委託)の高齢化が進み、担い手不足が深刻化していることから、IoT製品の開発、製造、販売を展開する同社の協力によって、IoT技術を活用した遠隔監視制御システムを活用し課題解決を目指す。すでに昨年12月には同市下新入にある知古柳原樋門で晴天時の動作実証を成功させており、今回は荒天時の動作環境をはじめ、水位や流向、流速などを計測するセンサーをはじめとした各種計測技術の開発、樋門開閉操作の運用手順など8項目を研究する。7月中旬に機材を設置し、来年2月までに研究開発の実証などを行う。実証実験には、両者のほか、同市に拠点を置く㈱ジェー・フィルズ、キューブリック㈱、さくらインターネット㈱などのIT関連企業、福岡大学工学部電子工学科の大橋研究室、九州工業大学大学院情報工学研究院機会情報工学研究系渕脇研究室も参加する。
同日、市役所で行われた協定締結式では大塚市長、石田市長が協定書にサインした後、事業に関する意気込みなどを語った。