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アジア貢献賞に日韓障害者交流協会など2団体・1個人 西日本国際財団
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週刊経済2021年3月9日発行
アジア未来大賞に上毛町など2団体
公益財団法人西日本国際財団(福岡市博多区、理事長・久保田勇夫㈱西日本シティ銀行会長)は、第22回「アジア貢献賞」に日韓障害者交流協会(福岡市、貴島純孝主宰・事務局長)など2団体・1個人に決定し、3月2日に福岡市内で表彰した。
同協会は1987年からスポーツ・文化を通じた日韓障害者の福祉向上、国際交流などを目的に活動。91年に始まった「稲尾杯日韓親善障害者ソフトボール大会」は間もなく30回を迎えるほか、さまざまな分野で障害者が自ら企画運営する草の根の交流事業を進めている。
このほか同賞を受賞したのは、ベトナムへの医師派遣など医療支援活動を継続するNPO法人国際ボランティアIMAYA(山口県周南市、岩本功理事長)と琉球大学医学部在任中から20年以上にわたり、ラオスにおける先天性口唇口蓋裂患者に対し、2019年までに延べ347人を無償で手術・治療した砂川元氏(沖縄・ラオス国口唇口蓋裂患者支援センター顧問)。また、第16回「アジア未来大賞(旧アジアKids大賞)」には旧村時代から国際的視野を持った青少年育成を目的に、世界4カ国と小学生の交流事業を進めてきた上毛町(坪根秀介町長)と、「長崎瓊子(たまこ)の里帰り展」の精神を生かし、2004年にカンボジアに小学校の建物を新築し贈呈するなど国際親善活動を進める長崎親善人形の会(瓊子の会、山下昭子会長)を選定した。
同財団は1985年3月、西日本シティ銀行(旧西日本銀行)の普銀転換と創立40周年の記念事業として設立。2000年3月に設立15周年を記念してアジア貢献賞を、05年に同20周年を記念してアジアKids大賞(現アジア未来大賞)を創設。毎年、九州・山口地域でアジアとの国際交流に貢献している団体・個人などを表彰している。