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アイランドシティに新物流センター 九州日新
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総工費は31億円
総合物流業の㈱九州日新(福岡市東区香椎照葉3丁目、中谷文治社長)が31億円をかけアイランドシティ(同区みなと香椎3丁目)に建設している5階建て物流センターが近く完成し、9月2日から本格稼働する。
名称は「アイランドシティ ロジスティクスセンター」。場所は青果市場(ベジフルスタジアム)の奥、外貨コンテナターミナルの北側のD区画。昨年、親会社である㈱日新(横浜市、筒井雅洋社長)が福岡市から用地を取得、九州日新が施設の建設、運営を受け持つ。敷地面積は1万4703㎡。鉄骨造5階建て(倉庫4階建)で、延べ床面積は2万1951㎡。冷蔵、定温、常温の3パターンの倉庫に加え保税エリアや書庫エリアなどを備える。出入口はトラック用4カ所、自動車用1カ所で、建物の両面に大型トラックが19台まで同時接続できるトラックバース(積卸用スペース)を設けるとともに、西側のバースは強風対策として屋内型になるのが特徴。アイランドシティという立地上、食品や自動車部品、半導体部品など輸出入関連の貨物を中心に取り扱う。
九州日新は日新の百%子会社として2003年6月に設立。資本金は2億5000万円。倉庫業、一般貨物運送業を主業務に、通関・国際貨物輸送、引越業、機密文書リサイクル処理などを手がける。売上高は約30億円、従業員数は約110人。
日新は1938年に川崎市で「日新運輸㈱」として創業・設立。資本金は60億9726万円。東証1部上場の独立系の総合物流業で、連結売上高は2180億4000万円(2019年3月期)。
2019年8月20日発行