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アイランドシティにホテルや32店舗の複合施設開業へ やずやグループとJLL日本
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3月27日、名称は「アイランドアイ」
健康食品通販などを展開するやずやグループ(福岡市南区那の川、矢頭徹社長)と外資系不動産会社ジョーンズ ラング ラサール㈱(略称JLL日本。東京都千代田区、河西利信社長)は3月27日、アイランドシティにホテルや飲食物販店、会議場や劇場などの複合施設「island eye(アイランドアイ)」をオープンする。
開発地はアイランドシティまちづくりエリアのセンター地区、約7・5haの公募用地で、2016年に地元企業など数社で構成される福岡アイランドシティ特定目的会社が落札し、開発事業主体としてハード整備を進めてきた。今後の施設運営は、やずやグループとJLL日本が共同で担う。開発するのはホテル、商業棟、MICE棟、シアターの4棟。地元住民向けの「デイリー」の店舗等を整える一方で、インバウンド含む観光客もターゲットに、多様な飲食店やアミューズメントも誘致した。3月27日の時点では商業、MICE、シアターがオープンし、ホテルのみ秋頃の開業を予定。ホテルを含む年間来場者数は360万人を目標とする。事業費は未公表。
まず1万7721㎡の商業棟には、物販7店、飲食15店、食物販1店、サービス9店の計32店舗の出店が決まっており、和牛専門店の「銀山亭」、ラーメンの「麺処直久」、紅茶の「royaltea皇茶」など、福岡初・九州初のテナントを数多く誘致した。飲食物販だけでなく、屋内パークの「ディノジャングル」や屋内遊園地の「キッズUSランド」、九州最大規模の免税店「博多ベイプラザ」、スーパーの「フードウェイ」、学習塾の「英進館」など幅広い業態を揃えた。夏頃には都市型バーベキュースポットもオープンする予定。
ホテルは全362室、ファミリー向けと観光客向けの異なる2ブランドで運営する計画で、入り口やロビーも2カ所設置する。大規模会議や展示会・イベントの開催を想定するMICE棟の面積は7132㎡。1300人収容の大会議室1室と、126人収容の中会議室3室を備える。また461人収容のシアターでは、ハウステンボスを中心に活動する歌劇団「歌劇ザ・レビューHTB」が常設講演を実施する計画となっている。
プロジェクトを担当するやずやの蔵本寛大さんは「やずやグループにとっても新しいチャレンジ。地域の観光を盛り上げ、地元福岡に貢献できる施設を目指していく」と意気込みを語っている。
2020年2月11日発行