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アイケンジャパンなど3社のSDGs私募債を受託 福岡中央銀行


週刊経済2023年10月31日発行号

収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付

㈱福岡中央銀行(福岡市中央区大名2丁目、荒木英二頭取)は9月29日、不動産業の㈱アイケンジャパン(同区天神2丁目、中島厚己社長)と教育事業の㈱On Line(同区大名2丁目、白石慶次社長)、建設業の三栄工業㈱(同市早良区次郎丸2丁目、不動寺政隆社長)が発行した福中銀SDGs私募債(よか未来の応援債)を受託した。
「よか未来の応援債」は、受託する同行が私募債発行に伴う収益の一部をSDGsに関する団体などへ寄付する銀行保証付私募債。同行では2021年から取り扱いを開始、これまで15社の私募債を受託した。今回、アイケンジャパンが発行した私募債の発行額は5千万円、償還期間は2年間。On Lineの発行額は3千万円、期間は3年間。三栄工業の発行額は3千万円、期間は3年間。福岡中央銀行では「今後も地域のお客さまとともにSDGsへの取り組みを推進し、持続可能な社会づくりに貢献していきたい」としている。
アイケンジャパンは2006年8月設立。資本金は1億円。全国に11拠点、海外に1拠点を構え、「堅実なアパート経営」をモットーに投資用アパートの企画から設計、建設、販売、不動産管理までワンストップで展開している。
On Lineは2015年11月設立。資本金は1千万円。リカレント教育事業を展開し、大人の非認知能力を高めるビジネススクール、リカレントビジネス・カレッジを運営している。
三栄工業は空調・給排水工事の設計施工会社として創業、来年5月に40周年を迎える。福岡県、福岡市の指定工事店で、2017年には福岡市の「働き⽅改⾰」認定企業を取得した。