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ららぽーと福岡に直営の販売店 うなぎの寝床
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週刊経済2022年5月17日発行
福岡市内では初出店
九州を中心とした工芸品などの小売・製造やコンサルティング事業の㈱うなぎの寝床(八女市本町、白水高広社長)は4月25日、福岡市博多区那珂六丁目の三井ショッピングパークららぽーと福岡に直営の販売店をオープンした。
同社は、地域の「ものづくり」を普段の生活にも取り入れやすくすることを目的に、伝統工芸品や工業製品を紹介し販売する店舗やオンラインショップなどを展開しており、福岡市内への出店は今回が初めて。場所はモール1階のバスターミナルの近くで、バス利用者を含む観光客も呼び込みやすい立地にある。店舗面積は約120㎡。商品は九州から全国まで約200のメーカー、つくり手による郷土玩具や器、木工製品、竹細工、キッチン道具や化粧品、食品など。また、久留米絣や日本の各産地の生地を使用して現代風に仕立てた「MONPE(もんぺ)」をはじめとする自社ブランドの衣料品もそろえる。ターゲット層は絞らず、「元々工芸などに興味のない老若男女の幅広い層にも立ち寄ってもらいたい」としている。年間売上目標は1億円。そのほか、通年で「地域文化」の背景や土地性について伝える展示販売もテーマを時期ごとに設定しながら開催する。スタッフは約10人。営業時間は午前10時~午後9時。
白水社長は「都心部で九州のモノに触れられる窓口をつくりたかった。地域文化や伝統工芸となると遠い話として捉えられがちだが、自分ごととして興味を持ってもらいたい。ららぽーと福岡店がそのきっかけの場になれたら」と話している。