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みやま市瀬高町に中間調理の新工場 九州医療食 6月操業、給食事業以外の受注も視野に
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病院や介護施設の給食事業などを展開する九州医療食株式会社(福岡市博多区博多駅東2丁目、川邊義隆会長兼社長)は、みやま市瀬高町松田に中間調理の新工場を建設している。操業は6月の予定。
同社は冷凍たこやき製造・販売の株式会社八ちゃん堂創業者・川邊義隆氏が03年9月に設立。福岡、熊本、大分、鹿児島、宮崎の6カ所に営業所を設け、病院や介護施設の給食事業を受託している。受託先の調理場に集中する調理工程の効率化を図るため建設する。場所は九州自動車道みやま柳川インターから車で4分の縫製工場跡地。敷地面積は約9917平方m、建屋面積は約4231平方m。工場内は調理の下ごしらえを担う設備のほか、八ちゃん堂で培った冷凍・冷蔵技術を活用した機器も導入する。また、操業に伴い、コンビニエンスストアや飲食チェーンからの受注にも積極的に取り組む方針。12人体制でスタートし、3年後には60人の新規雇用を目指す。
川邊会長兼社長は「03年に設立以来、オーナー会長という立場だったが、昨年6月に社長を兼務する代表取締役として経営全般に責任を持つ立場となった。この間、現場をみるうちに調理工程の効率化が経営上の課題ということが分かり、工場の建設に踏み切った」とこれまでの経緯を説明、「自然環境に恵まれ、インターにも近く、九州各地へのアクセスが容易なこともあり、みやま市に建設を進めている。操業を機に給食事業以外の分野への展開も積極的に進めていきたい」と話した。また、従業員の雇用については、「3年後に60人の新規雇用を計画しているが、実際に操業すれば60人では足りない。筑後エリア全域から人材の確保に努めていきたい」と積極的な採用活動に意欲を示している。