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ほぼ全業界好調で、収益とも2ケタの伸び リックス


売上高は11・5%増の309億円

福岡市博多区山王1丁目の機械商社・リックス㈱(松浦賢治社長)の18年4~12月期連結決算は、売上高が前期比11・5%増の309億2200万円、経常利益が同22・9%増の21億7100万円の増収増益となった。
営業利益は26・7%増の20億1500万円、純利益は27・1%増の14億6800万円となった。鉄鋼業界向けの売上高は、同14%増の98億8100万円。製鋼副資材や高炉及び転炉本体設備、鋼片精製設備の補修、ポンプなどの受注が売上増に貢献した。自動車業界向けの売上高は同16%増の82億6000万円。自動車部品メーカー向けで洗浄装置や検査機器装置、フィルタなどの消耗品に関する引き合いが強かったほか、工作機械業界向けの自社継手製品も好調を維持し、売上増に寄与した。
電子・半導体業界向けの売上高は、同9・7%増の32億2100万円。機器設備補修メンテナンスサービスや半導体後工程洗浄装置の引き合いが強かったほか、シール類の販売が伸長し、自社継手製品の販売も好調を維持して売上増につながった。
また、ゴム・タイヤ業界向けでは混合行程設備を受注したほか、タイヤ加硫機用バルブの受注は好調を維持し、自社継手製品やポンプ類の販売も伸長。売上高は同3・5%増の23億2100万円となった。高機能材業界向けの売上高は真空ポンプやロータリブロワーを受注したほか、磁選機、シール部品などの販売が伸長し、同9・7%増の11億8800万円。環境業界向けはリサイクル施設向けの真空ポンプを受注したほか、発電所向けの集塵機、油圧製品などの販売が伸長し、同20・4%増の13億2600万円と伸びた。紙パルプ業界向けは、大型設備案件が乏しく、苛性化装置用部品などを受注したものの、ポンプ類の落ち込みは回復に至らず、同7・7%減の5億4100万円で、前年同期を下回る推移となった。
通期売上髙は前期比7・8%増の414億円、経常利益は同16・2%増の28億5000万円を見込んでいる。

2019年3月12日発行