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ふるさと振興基金の助成先に選定 FUKUOKA NIWAKA


週刊経済2021年3月9日発行

学術研究分野では初

学生や社会人によるエンジニアチームのFUKUOKA NIWAKA(福岡市博多区博多駅前3丁目)は2月4日、(一財)ふくおかフィナンシャルグループ文化芸術財団(同市中央区大手門1丁目、立花秀樹理事長)による助成金事業「ふるさと振興基金」の助成先に選定された。
「ふるさと振興基金」は福岡・熊本の2県において文化活動を通して地域に貢献している団体・個人に対して活動資金を助成するもの。FUKUOKA NIWAKAは中国のドローン製造大手DJI社が主催するロボットコンテスト「RoboMaster」への出場を目指すエンジニアチームで、学生を中心に運営し、地域との交流にも取り組んでいること、ロボット人材の発掘・育成に寄与していることなどが評価された。同基金で学術研究分野での採択は初めて。助成金額は30万円で、ロボットの開発費等に活用される。同チームの林田健太郎キャプテンは「大会出場を目指して開発に取り組むほか、広報活動にも力を入れ、地域のファンを増やして交流を深めていきたい」と話している。
同チームは2017年に結成。Web制作のニワカソフト㈱(同市中央区清川1丁目、古賀聡社長)などがスポンサーとして支援している。学生や企業のエンジニアなど約40人が所属し、ロボットコンテスト出場のためのロボット開発などに取り組んでいる。