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ふくおか農林漁業応援団体で県知事賞を受賞 福岡交通
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週刊経済2023年11月21日発行号
観光農園と連携した地産地消が評価
タクシー業の福岡交通㈱(福岡市東区箱崎ふ頭5丁目、野上正嗣社長)は11月4日、ふくおか農林漁業応援団体で県知事賞を受賞した。
同団体は福岡県産の農林水産物の積極的な購入で農林水産業を応援してもらう取り組みとして、県が2011年に事業を開始し、今年10月末時点で895団体が登録している。毎年この時期に県産農林水産物の消費拡大につながる活動を実施する企業や団体を表彰しており、原則前年度(昨年4月~今年3月まで)に実施された取り組みが表彰対象になるが、今回は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、過去3年度の実績が対象となった。同社は朝倉の観光農園と連携し、2020年から昨年まで梨や柿などの生産時期である秋から冬にかけてジャンボタクシー1台で週1回農園を訪問し、収穫した果物を福岡市内に運搬して東区の数カ所で販売会を開催するなど地産地消の取り組みが評価された。当日にソラリアステージ(同市中央区天神2丁目)で表彰式が開催され、野上社長が服部知事から賞状を受け取った。尚、今回は学校法人中村学園(福岡市城南区別府5丁目、中村紘右理事長)も、JA福岡市などと一連の生産過程を体験する「アグリスクール」の取り組みなどが評価され受賞した。野上社長は「大変光栄に思う。今後も社会に貢献できる企業であり続けたい」と話している。