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かなたけの里公園にキャンプ・カフェ エスティ環境設計研究所


週刊経済2022年11月29日発行

開園10周年を機に

建設コンサルタントの㈱エスティ環境設計研究所(福岡市博多区須崎町、澁江章子社長)は11月26日、運営代表を務める「かなたけの里公園」(同市西区大字金武)にキャンプ場やカフェの利用ができる施設をオープンした。
かなたけの里公園は、農体験や自然観察、バーベキューなどで親しまれてきた体験型公園。地元や来園者からの声、アウトドアブームなどのライフスタイルの変化を受け、開園10周年を機に公園の新しい過ごし方を提供するために開設した。名称は「CO_YARD KANATAKE(こやーど かなたけ)」。場所は「セブンイレブン福岡金武店」近く、園内北側。テントやテーブル、キッチンツールなどのキャンプ用品をフルセットで貸し出すほか、薪や炭などのキャンプ消耗品も販売。既設の屋外トイレの近くにシャワー室や炊事棟も備えた。そして、テントを設営しキャンプを楽しめるオートサイト(1区画約100㎡×15区画、車1台まで乗り入れ可能)とフリーサイト(約1500㎡)を整備(キャンプサイト宿泊利用は12月1日開始予定)。またカフェでは、地元産の野菜などを使用したオリジナルカレーなどの軽食が楽しめる。福岡市でコーヒー店を3店舗構えるmanucoffee(マヌコーヒー)と共同運営する「manuastand(マヌア・スタンド)」では、コーヒーやラテなどのドリンクも提供。座席数は20席。
そのほか、コーヒーかすの肥料開発などに取り組んできたmanucoffeeや、九州大学芸術工学部の高取千佳研究室をプロジェクトパートナーとして「里山のアップサイクル」に向けた体験型の学びや活動を企画していく。
澁江社長は「仕事帰り手ぶらでキャンプをしに訪れるなど、近さを生かした利用を楽しんでほしい。今後、ボランティアや利用者の声を聞きながら整備を進めて行きたい」と話している。
同社は1998年4月設立。資本金3千万円。従業員14人。