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うきは市の鷹取工場を増設へ 平野屋物産


うきは工業団地内の敷地9311㎡を取得

軟包装資材メーカーの㈱平野屋物産(大野城市瓦田4丁目、母里圭太郎社長)は、うきは市吉井町鷹取の鷹取工場を増設する。完成は、早ければ来年中を予定している。
これまで、本社工場で製版、鷹取工場で印刷、ラミネート加工、吉井工場で製袋、スリットの工程を担い、3拠点で一貫体制のもと食品や生活用品などの包装資材を製造してきた。このほど、鷹取工場に隣接するうきは工業団地内の敷地9311㎡を取得。増設部分は約4000㎡で、吉井工場で手掛けている製袋、スリットの後工程を移し、納期短縮を図る。また、フィルム表面の溶剤を熱風で乾燥させる装置から排出される排ガス中の溶剤ガス濃度をコントロールする「排ガス濃度コントロールシステム(TGCS)」を導入し、排気を再利用することで省エネ効果を得る。再利用し、高濃度となった排ガスは処理装置(RTO)で燃焼処理し、環境負荷を軽減する。将来的には今回取得した敷地の残り部分に吉井工場を集約する方針。母里社長は「2拠点体制で、リードタイムの短縮、省人化に繋げていきたい」と話している。
同社は1959年2月設立。資本金5000万円。売上高約25億円(2018年12月)。従業員116人。

2019年9月25日発行