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あまおうから乳酸菌の取り出しに成功  ヴェントゥーノや福岡県など


地場健康食品会社らと共同研究で

健康食品販売などの㈱ヴェントゥーノ(福岡市中央区大宮2丁目、中溝公次社長)や福岡県などは9月20日、共同研究していた「あまおう」由来の乳酸菌の取り出し(単離)に成功したことを発表した。
2016年から県工業技術センター生物食品研究所(久留米市)や㈱ヴェントゥーノなどの協力企業間で福岡県名産いちご「あまおう」の成分を活用した健康食品の原料開発に関する共同研究を進めているもの。取り出した乳酸菌は「ラクトバチルス プランタラム アマオウ」と命名し、あまおう由来の乳酸菌の商品化は初めてという。同乳酸菌は食品原料販売の大石化成㈱(久留米市)が食品・健康食品などの原料として10月から販売しており、㈱ヴェントゥーノと関連会社の㈱アミー製薬(福岡市)がこの乳酸菌を活用した健康食品などの研究開発に取り組んでいる。来年1月、同乳酸菌を活用した製品を発表予定。乳酸菌の機能性に関しては九州大学大学院農学研究院「機能性多糖分析学」研究所で解析している。

2018年10月16日発行