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「ONE FUKUOKA HOTEL」の運営会社設立 西鉄


週刊経済2024年6月26日発行号

社長に花村天神開発本部福ビル街区開発部長

西日本鉄道㈱(以下西鉄、福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は5月27日、同市中央区天神1丁目に福ビル街区に建設中の「ONE FUKUOKA BLDG.(略称ワンビル)」18・19階に来年春開業予定の「ONE FUKUOKA HOTEL(ワン フクオカ ホテル)」の運営会社を設立した。
同社では5月21日から同ホテルのティザー(告知)サイトを公開し、バンケットルームの予約やホテルスタッフの採用を開始しており、新会社設立でグループビジョンに掲げる「ウェルビーイングな場づくりを提案するまちづくりソリューションの構築」の実現に向け、開業準備を本格化する。新会社の名称は「㈱Nishitetsu One Style」。資本金は1千万円で、西鉄の100%出資。本社は現西鉄本社と同所に置き、社長は花村武志天神開発本部福ビル街区開発部長が兼任する。
ワンビルは福岡ビルなど3棟を一体的に建て替える同社単独では最大規模の開発で、オフィスや商業、ホテル、カンファレンスで構成する大型複合ビルとして今年12月末に完成予定。敷地面積が約8600㎡。建物は高さが約97mで、地上19階、塔屋1階、地下4階建て。延べ床面積が約14万7千㎡。地下2階~地上4階が商業、地上8階~17階がオフィス、18・19階がホテル、6・7階がスカイロビー・ビジネスゾーン、5階が設備、地下3・4階が駐車場を予定。
ワン フクオカ ホテルは総客室数が41室。フロア構成は19階がホテル客室(15室)、レセプション、レストラン(オールデイダイニング、ルーフトップ バー、鉄板焼き)、18階がホテル客室(26室)、大浴場・サウナ、ライブラリーラウンジ、6階がバンケット、1階がホテルエントランス、カフェとなっている。運営パートナーに独自のコンセプト・デザインを持つホテルやレストランを国内外で展開する㈱Plan・Do・See(東京都)を迎えている。