NEWS

「遠隔みまもり看護師」の育成事業を開始  ワーコン


IoTによる遠隔見守りサービスの㈱ワーコン(福岡市博多区博多駅東1丁目、青木比登美社長)は、人材教育・派遣業の㈱ビジネスリファイン(同市中央区渡辺通1丁目、大野祐子社長)、鹿児島ルーラルナーシングプロジェクト(かごしまメッセンジャーナースの会、田畑千穂子代表)と、在宅ワークで遠隔みまもり看護をする専門ナースの教育、育成事業を8月1日から開始した。
ワーコンは、AIロボットや非接触型生体センサーを見守り対象者の居住空間に設置し、医療経験豊富な「みまもり看護師」がコールセンター機能を備えた遠隔モニタリングで見守るサービスを構築してきた。今後、将来的な医療従事者不足、病院のキャパシティ超過を起因とする医療崩壊を防ぐため、3社で連携しながら「みまもり看護師」となり得る潜在看護師(現場を離れた看護師)の創出や育成を手掛けていく。今後は、ビジネスリファインが人材の採用や育成支援、かごしまルーラルナーシングプロジェクトが「メッセンジャーナース」(患者の受診などに付き添い、医療者に患者の想いを伝えたり、家族に治療の状況を伝える看護師)の認定取得支援、鹿児島県離島へき地医療への貢献、ナースセンタ―を活用した潜在看護師の就業支援、ワーコンが遠隔見守り看護師の雇用などを担当する。
同社は2016年設立。資本金3千万円。

2020年8月25日発行