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「自由化を見据えた変革を」41人が入社  西部ガス    前年比3人減、高卒枠を拡大


 西部ガス株式会社(福岡市博多区千代、酒見俊夫社長)は4月3日、本社(パピヨン24)2階のガスホールで、17年度の入社式を開催し、前年比3人減の41人が入社した。
 新入社員の内訳は、大学院・大学卒28人、高卒13人で高卒枠は前年比3人増となった。男性社員は31人、女性社員は10人。酒見社長は新入社員へのメッセージで、「当社は昨年からは電力全面自由化に合わせ電力事業に参入したほか、今期からは都市ガス小売の全面自由化が始まり、九州電力との競争がスタートする」と小売自由化という事業の転換点であることを強調し、「今期から始まる中期経営計画では、既存のサービスを超える『自由化を見据えた変革』を柱に据えた。皆さんも積極的にお客さまのニーズやウォンツを追求し、大胆な発想力や行動力を持つ『創造的異端児』を目指してほしい」と呼び掛けた。
 また、新入社員代表としてあいさつした片岡茉悠さん(熊本大学卒)は、「昨年の熊本地震で被災した際、早急にガスインフラを復旧してくれた西部ガスの働きを見て、お客さまにガスと言う安心を届ける仕事がしたいと決意した」と話し、「全面自由化で競争が厳しくなる面もあるとは思うが、これをチャンスと捉えていくことが大事」と「自由化初年度」の新入社員として決意を語った。