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「福岡県IoT認定製品」に認定 匠


週刊経済2021年4月27日発行

オゾン発生器搭載の自律走行ロボット

自律型搬送ロボットメーカーの㈱匠(たくみ・福岡市中央区長浜2丁目、後藤元晴社長)は3月29日、オゾン発生器搭載の自律走行ロボット「タクミクリン」が「福岡県IoT認定製品」に認定された。
IoT産業の振興を目的に県が定期的に公募、認定するもの。有識者による選定委員会での審査を経て、県内企業8社13製品が認定を受けた。2019年12月に自律型搬送ロボット「TiTra(ティトラ)G」と「同S」が認定を受けており、同社3件目。「タクミクリン」は周囲の地図情報や障害物を検知するSLAM(スラム)技術を活用し、無人環境下で自走しながらオゾンを噴霧する。昨年5月に奈良県立医科大学が実施した研究で新型コロナウイルスの不活性化が確認されたCT値60をベースにオゾン除菌し、感染対策として、商業施設などで導入が進んでいる。今回の認定で県から認定ロゴマークの使用、大型展示会への出展支援、県ホームページなどでの広報支援が受けられる。  同社は2015年3月設立。資本金1億9510万円。決算月12月。従業員53人。