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「生産ロボットシステムコース」を必須カリキュラム化 九州職業能力開発大学校
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週刊経済2023年2月7日発行
生産学部全員が対象
ものづくり産業に特化した教育プログラムを実施する九州職業能力開発大学校(北九州市小倉南区志井、近藤孝広校長)は2024年度から、既存の「生産ロボットシステムコース」を必須カリキュラム化する。
2018年に開設した同コースは、ロボット技術を活用した生産システムの構築、運用管理、保守・改善する産技術や、ロボットに関わる生産管理部門のリーダー育成を目的に設置していた。これまで15人のみ受講できる少人数のコースだったが24年度から、生産ロボットシステムの基礎が学べる内容をカリキュラム化した。24年度以降の生産学部の生徒を対象に必須化し、ロボット技術のを学べる学生の幅を広げていく。その後、応用的な知識も学べるように生産ロボットに関連する選択授業を設けるほか、卒業制作の一環にするなどして生産ロボット関連を長期間学べるように対応していくという。さらに必須化と同時期に、小型の「協働ロボット」を新たに導入する予定だ。
同大学校では「ロボットとの共存が身近になってきた。実践的な技能、技術を身に付けた学生の輩出を強化していきたい」と話している。