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「明太子 こくうま調味液漬」を新発売  庄屋    中京、東海、関東エリアで拡販


 辛子明太子製造、販売の有限会社庄屋(福岡市東区箱崎ふ頭6丁目、龍野功一社長)は4月1日、新商品「明太子 こくうま調味液漬」を発売した。
 ロシアやアメリカ産のスケソウダラでつくった辛子明太子を、同社特製の調味液に漬け込み、従来の明太子よりもコクを増した。残ったタレは卵かけご飯やサラダなど、料理の味付けなどに利用できる。着色と無着色の2種類があり、内容量は明太子70g、調味液40gの計110g。価格は通常の明太子商品より百円高い498円。専用の製造機械がなく、すべて手づくりと手間がかかるため、一日当たりの生産量は最大87百パック。同社が営業所を置く中京、東海、関東エリアのスーパー約2百店舗で販売する。県内での販売は今後検討していく。龍野社長は「明太子業界では低価格競争が起きているが、明太子に付加価値を上げることで消費者の満足度を高めたいと思い開発した。3月から試験販売した店では評判も良く、追加注文も受注している。売れ行き次第では専用の製造機械を導入したい」と話している。
 同社は1997年9月設立。資本金は6百万円。従業員9人。東京、名古屋に営業所を置き、小売用パックと業務用が主力商品。10年8月期の売上高は約8億円。