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「塩化ビニール」の袋に特化した専門サイト開設 モロフジ


週刊経済2022年2月15日発行

環境に配慮した商品開発を強化

包装資材メーカーの㈱モロフジ(筑紫野市武蔵3丁目、諸藤俊郎社長)は、「塩化ビニール」を使用した袋を販売する専門サイトを開設した。
「塩化ビニール」とは、ホースやチューブなどに使用されている素材。合成樹脂で、「塩化ビニール樹脂」、「ポリ塩化ビニール」を略して「塩ビ」とも呼ばれている。長期間強度が変わらない安定性、劣化しにくい耐久性が特徴。また、プラスチックが燃えやすいのに対して塩化ビニールは燃えにくいといった特徴もある。今回、この「塩化ビニール」を素材に使用した手提げ袋を販売する専門サイトを立ち上げた。
サイト名は「モロフジクリアバッグ」。1枚からでも製造対応可能で、全国送料無料。取り扱い商品は、小物入れやノベルティとして使用できる「船底手提げ袋」や「角底手提げ袋」、「スライダーチャック付きポーチ」など。
同社では「塩化ビニールを焼却するとダイオキシンが発生すると言われた時期もあったが、焼却時に不完全焼却になることで発生してしまうことが原因だった。いまで有害化は大きく改善され、地球温暖化を助長する二酸化炭素排出が少なく、省エネに貢献しているとも言われているので、環境に配慮した商品として販売していきたい」と話している。