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「地球温暖化対策に関する連携協定」締結 福岡市と西部ガス


週刊経済2022年8月17日発行

脱炭素に向けて連携、協働

福岡市と西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)は8月3日、地球温暖化対策を包括的かつ着実に推進するための連携協定を結んだ。西部ガスが地球温暖化対策に関して自治体と連携協定を結ぶのは福岡市が初めて。
名称は「地球温暖化対策に関する連携協定」。両者は温暖化対策に関する意識醸成や環境エネルギー教育などを通じた啓発、脱炭素に関するイノベーションなどについて連携、協働していく。具体的な連携事項は①エシカル消費の普及や廃棄物削減の推進など市民・事業者の温暖化対策に係る意識醸成と実践行動の推進。②環境エネルギー教育を通じた脱炭素に係る理解促進や啓発。③脱炭素に関するイノベーションや水素の利活用など先進的な脱炭素の取り組み。④福岡市有の施設での温暖化対策。⑤その他、脱炭素社会の実現に関すること。
福岡市は「2040年度 温室効果ガス排出量 実質ゼロ」を目指し、脱炭素社会の実現に向けた取り組みを進めている。また、西部ガスは「西部ガスグループカーボンニュートラル2050」において、ガス事業で培った様々な技術やノウハウを結集して「天然ガスシフト」、「ガスの脱炭素化」、「電源の脱炭素化」の3つの柱でカーボンニュートラル社会の実現に向けて取り組んでいる。