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「地域社会貢献者賞」を受賞 三松


日刊工業新聞社の「優秀経営者顕彰」

金属加工品などを製造する㈱三松(筑紫野市岡田3丁目)の田名部徹朗社長)は日刊工業新聞社が主催する「第35回 優秀経営者顕彰」で地域社会貢献者賞を受賞した。

先端技術紹介やロボット講習などに取り組み、地場企業との連携を意識したモノづくりの基盤を構築してきたことが評価された。2010年から4年に一度のペースで開催している工場見学会や、見学会と同日に行われる“三松大学オープンセミナー”でパネルディスカッションや講演の時間を設け、モノづくりに関するノウハウを発信している。昨年5月に実施された同イベントは三菱電機や川崎重工業など大手メーカー11社との共催によるもので、一般客含み2日間で約1200人が訪れた。

また、近年は近距離無線発信機“ビーコン”を活用し、工場内のモノの流れを位置情報管理システムで把握する流れを採用するなど、IoTと製造業を組み合わせた独自の物流スタイルを構築してきた。同件に関しても、実証実験・導入までの経緯などを外部に発信している。田名部社長は「名誉な賞をいただけて光栄。今後も地域と一緒に成長できる企業でありたい」と話している。贈賞式は1月18日に東京千代田区大手町の経団連会館で実施予定。受賞者へ表彰盾が贈られる。

同社は1972年3月に設立。資本金は8500万円。従業員数は144人。海外ではベトナム。ハノイに事務所を置いている。

2018年1月10日発行