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「博多旧市街プロジェクト」、出来町公園を再整備 福岡市


19年にバス乗降場など供用開始

福岡市(高島宗一郎市長)は12月11日、同市博多区博多駅前1丁目の「出来町公園」をリニューアルした。

場所は冷泉閣ホテル駅前店向かいで、公園の面積は6673㎡。07年から「博多駅地区緊急浸水対策事業」のため一部を閉鎖していた。公園リニューアルは、市が歴史や伝統を生かしたまちづくりを推進する「博多旧市街プロジェクト」の第一弾に位置付け、旧市街の御供所町、冷泉町、奈良屋町、大浜地区の寺社群などとともに観光拠点化を図る。今回のリニューアルでは、1周120メートルトラックの多目的広場を整備した。今後は公園内に観光バス乗降場や休養施設等を整備する計画で、休養施設等の設置・管理運営事業者は公募する。12月6日から募集要項等を公表しており、来年1月24日から1月30日まで応募書類を受け付け、プレゼンテーションを経て2月中旬に審査結果を通知予定。観光バス乗降場、休養施設等は19年4月の供用開始を目指す。

開園式典で、高島市長は「博多には2000年を超える歴史があり、由緒ある寺社や伝統的な景観が点在しているが、一つのまちなみになっておらず、なかなか認知されていなかった。出来町公園を観光拠点として、周辺の歴史資源とともに『博多旧市街』を形成し、地域の誇りとなるまちなみにしていきたい」とあいさつした。

2017年12月19日発行