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「元岡地区研究開発次世代拠点形成事業」の基本協定締結 西部ガス都市開発や大和ハウス工業など
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週刊経済2021年1月19日発行
研究開発などの複合施設開発
西部ガスグループの西部ガス都市開発㈱(福岡市博多区千代1丁目、佐藤操社長)と大和ハウス工業㈱(大阪市、芳井敬一社長)、㈱九州TSUTAYA (福岡市早良区西新5丁目、髙原祥有社長)、総合試薬ディーラーの正晃㈱(同市東区松島3丁目、印正哉社長)、大和情報サービス㈱(東京都千代田区、藤田勝幸社長)は、12月25日に「元岡地区研究開発次世代拠点形成事業」について、福岡市(髙島宗一郎市長)、ダイハツ九州㈱(大分県中津市、泉谷卓司社長)と基本協定を結んだ。
元岡地区研究開発次世代拠点形成事業は、福岡市が九州大学と連携して次世代の研究開発拠点の形成を進めるため、同市とダイハツ九州が所有する土地を活用する事業で、西部ガス都市開発など5社は11月20日に事業予定者に認定されていた。計画では西部ガス都市開発と大和ハウス工業が事業主体として土地(同市西区九大新町5番、敷地面積約3万1224㎡)を購入。「知と感性と創造を育む『結び目』となる拠点」をコンセプトに、研究開発施設を主体とした複合施設を開発する。第1期は2022年1月着工、10月開業予定。第2期が2023年3月着工、2024年春開業の予定。
施設はレンタルオフィスやレンタルラボがなどの研究開発棟(2階建て、延べ床面積6625㎡)、BOOK&CAFEの物販店舗棟(平屋建て、2976㎡)、アウトドアショップや飲食店が入る店舗棟(同、1470㎡)、住居棟(4階建て×3棟、1万3648㎡)などで構成され、総延べ床面積は2万4719㎡。BOOK&CAFEには、西部ガス都市開発と九州TSUTAYAが共同運営する蔦屋書店などが入り、交流の起点として施設内外のコミュニティ形成を図るイベントを開催する。また、正晃は研究開発棟で実験機器の共有や研究資材の共同購入などの持続的研究活動推進に向けたサービスの企画立案を提供。大和情報サービスは施設全体の維持・管理、地域の情報発信等を担う。