「㈱リノプロテック」に社名変更 　中京電機

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同じグループ企業を吸収合併

福岡市のディベロッパー㈱リファレンスのグループ会社である電気・空調・消防設備工事業の中京電機㈱（福岡市博多区博多駅南５丁目、米滿覚社長）は、同じグループ会社であるメンテナンス工事業の㈱リノプロテック（同区博多駅東１丁目）を吸収合併し、３月１日付で社名を「㈱リノプロテック」に変更した。旧リノプロテック社は解散した。
グループ内の企業同士で重複していた業務を集約することで業務の効率化および事業内容の充実を図るもので、新会社の代表者、資本金は変わらない。また、新たに一級建築士事務所登録、建築工事業（特定）許可を取得。事業内容は従来の空調・照明などの電気設備工事、消防設備工事に加えて大規模改修・内装・リノベーション、省エネなどの企画・提案、設計・施工など建物および設備の保守・管理・改修全般をカバーできるようになった。
さらに、これまで旧リノプロテック社は工事専門会社だったが、合併により旧中京電機の営業力が付加されたことで、建設・設備工事分野での一層のマーケット開拓を図り、顧客の所有資産のバリューアップに寄与するとともに、賃貸不動産事業の拡充も進めていく。米滿社長は「お互いのメリットを活かすことで、工事業だけでなく建物の総合コンサルティング業を目指したい。また、来年度からは、リノベーションおよびコンバージョン事業や不動産再生事業も本格的に取り組んでいく」と抱負を述べている。
リノプロテックの概要は次の通り。設立は１９８２年６月（中京電機㈱として設立）、２０１７年にＭ＆Ａによりリファレンスグループに。資本金は３千万円。売上高は約５億円。従業員数は４３人。来年度は創業４０年を迎える。

2020年5月12日発行