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「ワンランク上の糸島づくり」強力に前進 糸島市・月形市長


週刊経済2023年3月21日発行

新市庁舎は来年1月開庁へ

糸島市の月形祐二市長は3月7日、本誌4月号インタビューに応じ、3期目がスタートし、1年目を迎えた心境や今後の市政運営に関する方向性などを語った。
―3期目のスタートから約1年。この1年を振り返っての感想は。
月形 成果として強調したいのは2期8年にわたり、準備を進めてきた新市庁舎や運動公園の整備など大型プロジェクトを無事に着手できたこと。市民に約束していたことが実現に向けて動き出したことは大きな成果と思う。市民生活の「安全」や「豊かさ」を支えるインフラが完成を迎えることは、「ワンランク上の糸島づくり」を推進する上で大きく寄与するものと確信している。
―新市庁舎、運動公園の完成時期は。
月形 まもなく新年度を迎えるが、新市庁舎については来年1月、運動公園は7月の開園に向け順調に工事が進んでいる。そのほか、新年度は、コロナ禍でストップしていた個々の事業が動き出す。コロナの類型が2類から5類に引き下げるなど、「withコロナ」の流れが加速する中、感染防止などに努めながら、着実に実行していきたい。
―3年目を迎えた第2次総合計画について。今後の方向性は。
月形 ひと言で申し上げると「持続可能な糸島づくり」を強力に推進すること。2期8年にわたる市政運営の中、人口増加に向けた移住・定住に向けた施策を打ち出し、就任後2年連続で人口減の状態に歯止めをかけ、その後はプラスに転じている。この流れをどう持続させていくか。いずれ人口減少の局面を迎える中、良質な行政サービスを提供できるよう基盤づくりを進めていきたい。ポイントは「糸島を訪れる」、「糸島に住む」に加え、「糸島で働く」という流れに持っていきたい。こうした点を踏まえ、11項目にわたる重要施策を実行に移していく。