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「ワンビル」商業フロアの主要テナント発表 西日本鉄道
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週刊経済2024年10月30日発行号
4月24日開業
西日本鉄道㈱(福岡市博多区博多駅前3丁目、林田浩一社長)は10月16日、福ビル街区で建設中の「ワン・フクオカ・ビルディング」商業フロアの主要テナントを発表した。開業日は来年4月24日。
商業フロアは地下2階から地上5階で、約120店舗が出店予定。これまで、1階から3階の一部に国内最大級の「CHANEL福岡天神ブティック」、3階に九州初出店のギャラリー・生活雑貨・カフェ「SPIRAL GARDEN」が出店することを発表していた。今回の発表分では、九州初出店のアパレルブランド「メゾン キツネ」と「カフェ キツネ」、スポーツ・ファッションブランド「ナイキ」、天神初となるアウトドアブランド「スノーピーク」など9店舗が明らかになったほか、地下1階には飲食ゾーンとして7店舗が出店する「天神のれん街」、6店舗が出店する「iiTo TENJIN」を設けることを発表。天神のれん街の座席数は425席、iiTo TENJINの座席数は380席で、天神エリア最大級のフードホールになるという。地下2階には、イオン九州が展開するオーガニックスーパー「b!olala(ビオララ)」、西鉄とタリーズコーヒーのコラボ店舗が出店する。過去に福ビルに出店していた飲食店・ロイヤルは、「アジアのベストレストラン」に選ばれた実績を持つシェフ・福山剛氏とタッグを組んだ新業態「THE CONTINENTAL ROYAL&Goh」を1階に出店。TSUTAYAは、天神初の「蔦屋書店」の業態で4階に再出店する。また、5階の食堂については「天神福食堂」の名称や営業概要を発表。席数は209席で、ランチタイムにはラーメン(650円)、定食(900円)、パスタ(800円)、カレー(750円)などを提供し、日常的な利用を見込む。
天神開発本部福ビル街区開発部の花村武志部長は「ビルは12月末の竣工予定で、来年から内装などテナントの工事に入る。2月には全テナントを発表する予定」と説明。商業リーシング担当の村田大輔課長は「コンセプトである『創造交差点』のもと、さまざまな方にご利用いただくビルの中では、食というコンテンツは非常に重要だと考えている。天神ビッグバンで増加するワーカーや、外国人の方にもご利用いただきたい」、食堂事業担当の徳久愛子課長は「ランチタイム以外にも、ワーカーなどが交流を楽しむ『アペリティーボ』の文化を発信する。食事だけでなく、仕事やリフレッシュの場としても活用してもらえるような場所を目指したい」と話している。