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「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた連携協定 西部ガスと宗像市、大阪市の東邦レオ


週刊経済2022年8月23日発行

市民主役のまちづくり

西部ガス㈱(福岡市博多区千代1丁目、道永幸典社長)と宗像市(伊豆美沙子市長)、グリーンインフラ整備の東邦レオ㈱(大阪市中央区、吉川稔社長)は8月5日、宗像市が昨年10月に宣言した「ゼロカーボンシティ」の実現に向けた連携協定を結んだ。
これまで共同で取り組んできた「地域の人が主役となった、持続可能なまち」の実現を目指す『さとづくり48プロジェクト(※)』に「ゼロカーボン」の視点を加え、「市民が主役となったゼロカーボンのまちづくり」の推進を目的としたもの。具体的な取り組みは①二酸化炭素排出量の削減に関すること。②活力あるまちづくりに関すること。③市民への啓発、青少年育成に関すること。④これら3点に掲げるもののほか、地域課題の解決や地域の活性化に関すること。
西部ガスはガス事業で培ったさまざまな技術やノウハウを結集して2050年カーボンニュートラルの実現に向けて「西部ガスグループカーボンニュートラル2050」を昨年9月に公表。「今後も地域課題の解決を通して地域活性化に取り組み、グループ価値の向上とともに地域社会の持続的発展への貢献に努めていきたい」としている。
※『さとづくり48プロジェクト』は、西部ガスが東邦レオとともに中心的な役割を担っている宗像市日の里地区の住宅団地の再生事業。地域住民や行政、地元の学校など、多くの関係者を巻き込みながら数々のチャレンジをし、単なる老朽化団地の再生にとどまらない、新たな価値を創出する「さとづくり」のプロジェクト。