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「スマート電停」熊本市交通局に20基導入 YE DIGITAL


週刊経済2022年7月26日発行

辛島町や通町筋など

システム開発の㈱YE DIGITAL(北九州市小倉北区中町、玉井裕治社長)は7月20日、西鉄エム・テック㈱(福岡市中央区天神、丹山裕和社長)と共同開発した情報端末「スマート電停」が、熊本市交通局に8電停20基、導入されることが決まった。
バス停の時刻表などを表示するスペースを電子化する「スマートバス停」を市電向けに改良したもので、同交通局ではこれまで6基が試験的に導入されてきた。電子化により、時刻表だけでなくリアルタイムな運行情報や、最寄りの観光・文化情報、複数の広告などの発信が可能となる。今回導入される電停は、辛島町(4基)、通町筋(4基)、九品寺交差点(4基)、水前寺公園(2基)などで、来年3月から運用を開始する。
スマートバス停は徳島バスなどに採用されて導入実績は100基を超えており、同社は「路面電車が運用されている都市を対象に、スマート電停の導入拡大も目指していきたい」と話している。