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「アサヒシューズ」に社名変更 アサヒコーポレーション 更生手続き完了
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会社更生法下で経営再建を続けてきた靴製造販売の株式会社アサヒコーポレーション(久留米市、佐藤栄一郎社長)は4月1日付で「アサヒシューズ株式会社」に社名変更した。
1998年に約1200億円の負債を抱え、会社更生法の適用を申請。2001年から、債権放棄分を除く約261億円を16年かけて弁済する計画を進め、昨年12月に計画どおり完済した。3月30日、会社更生手続きが完了したことから、本社で株主総会を開き、新社名を決定したもの。社名は靴メーカーとして浸透しやすく消費者に分かりやすくしたという。
そのほか、久留米工場の設備投資や新規採用の強化、再雇用制度の見直し、年間休日を16年度より14日多い120日に改定。週3日のノー残業デーを設定し、毎週水曜日は午後6時30分に消灯・施錠を実施。ICカードを導入した勤怠管理システムを導入し、従業員の安全管理と残業時間の削減に活用するなど、ワークバランスを推進していく。
佐藤社長は「この日を迎えられたのも奇跡に近い。多くの債権者や地域の支援、社員の努力のおかげ」と感慨深げに話し、「早期に売上高を現在の91億4200万円から150億円へ。3年以内の株式上場を目指す」と新たな目標を語った。