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AI技術を活用したバス運行予約システム NTTドコモ九州支社と大分県由布市
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効率的な配車を算出
㈱NTTドコモ九州支社(福岡市中央区渡辺通2丁目、山﨑拓執行役員支社長)と大分県由布市(相馬尊重市長)は、2月5日から「AI運行バス※①」システムを利用したグリーンスローモビリティ※②「nolc 」(ノルク)の予約システムを始めた。
由布市は、まちづくりと一体化した市民協働による持続可能な公共交通体系の実現に取り組んでおり今回、環境省が主導する「IoT技術を活用したグリーンスローモビリティの効果的導入実証実験」の採択を受け、環境負荷の小さいクリーンなモビリティの実現に向けた運行実験を進めている。観光や生活における多様な移動に関する社会課題の解決には、便利かつ効率的な移動手段の提供が必要であり、近年、鉄道やバスなどの異なる移動手段を統合して提供することが課題解決に繋がるとして注目されている。「AI運行バス」は、移動手段としてだけでなく、交通と商業施設の連携を促し、交通需要増大および商業施設の売上向上につなげることで、結果として移動の社会課題解決を目指す。
「AI運行バス」は、乗りたいときに行きたい場所まで、自由に移動できるオンデマンド交通システムで、リアルタイムに発生する乗降リクエストに対してAIを使い、膨大な計算量から効率的な車両・ルート(乗り合わせる組み合わせ)をリアルタイムに算出する。利用者のスマートフォンのアプリや電話などからの予約をもとに、AIが車両配車をすることで、効率的な移動を実現する。2019年4月から「AI運行バス」のサービス提供を開始し、これまで延べ24万人超の輸送に貢献してきた実績がある。
※① 「AI運行バス」は㈱NTTドコモの登録商。
※② 電動で、時速20㎞未満で公道を走ることが可能な4人乗り以上のモビリティ。
2020年2月18日発行