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売上高は233億8300万円で減収増益  正興電機製作所


週刊経済2021年2月16日発行

経常利益は33・8%増

電力会社や官公庁向け情報制御システム製作・販売の㈱正興電機製作所(福岡市博多区東光2丁目、添田英俊社長)の2020年12月期連結決算は、売上高が前年同期比4・6%減の233億円8300万円、経常利益は同33・8%増の13億4700万円で減収増益となった。
セグメント別に見ると、電力部門は電力システム改革に対応した情報制御システム及び発変電所向け製品が好調だったことで売上高は前年同期年比9・9%増の59億5千万円、セグメント利益は同19・9%増の4億9200万円。環境エネルギー部門は中国においてコロナ禍の影響で一時事業活動が停滞したものの、国内公共分野における水処理設備向け監視制御システムや道路設備向け受配電システムの堅調な推移ともに工事採算を改善。売上高は同0・7%増の117億3100万円、セグメント利益は約3・4倍の5億5600万円。情報部門は国内金融関係や一般企業向けのシステム開発が堅調で、売上高は同0・9%増の12億3700万円。セグメント利益はコロナ禍における海外での事業活動制限で同3・6%減の7600万円となった。サービス部門は大口の太陽光発電設備関連製品の減少で売上高は同36・2%減の29億2700万円、セグメント利益は検温カメラなどの拡販で同18・0%増の1億2千万円。その他の部門では制御機器関連やオフィス向け調光フィルムが低調だったことで、売上高は同2・4%減の15億3600万円、セグメント利益は同47・4%減の8100万円となった。
今期は売上高が前年同期比28・3%増の300億円、経常利益は同52・2%増の20億5千万円の増収増益を見込んでいる。