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芦屋町に公設民営型スーパーがオープン 麻生芳雄商事 5月11日付で
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麻生グループでスーパーマーケットを運営する麻生芳雄商事株式会社(飯塚市綱分、瀧本和徳社長)は5月11日、福岡県芦屋町に同町と連携した公設民営型のスーパーを出店した。芦屋地区の出店は初めて、通算19店舗目となる。
人口約1万5千人の芦屋町(波多野茂丸町長)では、2007年に大手スーパーが撤退して以降、過疎化や高齢化に伴う高齢者の「買い物難民」が増加。その対策として昨年3月、スーパー事業者を対象に土地購入または賃貸で募集したが応募は無く、同12月に同町が総工費1億5千万円をかけ店舗を建設。賃貸する形で再公募したところ、同社が応じた。場所は県道284号沿い、正門町交差点近く。敷地面積は5414平方m、平屋建てで店舗面積は1486平方m。店舗名は「生き活き市場 グッドスマイル はまゆう」。今後、15年間の出店契約に基づき、賃料を同町に支払う。初年度年間売上目標は5億円。また、同社は今年7月、同店舗敷地内に町民交流施設「コミュニケーションステーション」を建設する方針。同社では「自治体がスーパーを建設し、民間が賃貸運営するケースは全国でも珍しい。今後も買い物難民を支援するための新たなビジネスモデルを確立していきたい」と話している。
同社は麻生グループの物販サービス部門として1968年3月に設立。資本金5千万円、従業員数328人、2012年3月期の売上高は69億円。

