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相続税申告業務支援サービスを開始  ゼンリン    作業時間は約4分の1に


 地図情報会社の株式会社ゼンリン(北九州市戸畑区中原新町、高山善司社長)は4月20日、税理士向けの地図情報サービス「ZENRIN GIS パッケージ税理士」を開始した。
 2015年1月の税制改正に伴い、税理士の税務代行としての相続税申告業務が増加傾向にあることを踏まえ開発した。事前査定から土地評価、申告書の作成までワンストップで相続税申告業務をサポート。20分程度かかる概算評価額の算出を5分に短縮できるなど、サービスでカバーできる範囲の作業時間は60分から15分と4分の1になり、業務効率化が図れる(同社)。相続税申告業務を主要事業として手掛ける税理士事務所を対象に1~2年で全国1500カ所への導入を目指す。
 主な機能は、地番検索機能、概算相続評価額の算出機能、住宅地図にブルーマップ・用途地域・相続税路線価の情報を重ねて表示する機能、住宅地図やブルーマップなどの情報を表示した地図と衛星画像の並列表示、申告書に必要な所在地の複製許諾証付の地図切り取り・印刷機能、計測機能などを持つ。利用料は月額1万円(税別)~。1つのIDで1都道府県のみ調査できるプランや全国エリアを調査できるプランがある。利用者は同社から付与されるIDとパスワードで専用サイトにログインし利用する。