本社エントランスを改装　明治産業

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週刊経済2023年3月28日発行

障がいをもつアーティストがデザイン

ＬＰガス供給やリノベーション、不動産管理を手掛ける㈱明治産業（福岡市中央区薬院１丁目、明永喜年社長）は２月１５日、本社エントランスをリニューアルした。
同社はビジネスに「アート思考」を取り入れた活動に力を入れる中で、障がいをもつ作家たちが自己の表現活動を仕事にできるような支援活動を展開。その一環で障がいをもつアーティストの起用により、エントランスの壁や床一面に、動物の作品を直接描き大胆な内装に変えた。手掛けたのは福岡市を拠点に活動する社会福祉法人アトリエブラヴォに所属する作家たち。同団体には障がいをもつアーティスト１１人が在籍しており、４人のデザイン案から１人を採用。デザイン案にそって３人が同社のオレンジのコーポレートカラーを背景に、個性溢れる１５の動物を描いた。明永社長は「明るい職場環境をつくると同時に来訪者にも元気を届けられたら。障がいがあるとは言ってもプロのアーティスト。対価を支払うのは当然で所得向上にもつなげていきたい」と、活動の場を提供し芸術作品に触れてもらうような活動を本格的に始める。