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売上高は19・6%減の46億7600万円 サイタHD


週刊経済2024年9月4日発行号

主力の建設事業落ち込み響き

土木建設業のサイタホールディングス㈱(朝倉市下渕、才田善之社長)の24年6月期連結決算は、売上高が前期比19・6%減の46億7600万円、経常利益は同32・9%増の7億8200万円で減収増益となった。
建設コストの高騰や人手不足に伴う労務費の高止まりが続く厳しい経営環境の中、主力の建設業の完工高が34・0%減の17億3600万円だったほか、新製品開発に取り組む建材事業も建設、及び道路用資材の受注減などが響き4期連続の減収。利益面では営業利益が減収基調で60・1%減の1億9500万円となったが、持分法適用会社の株式追加取得による持分法投資利益、保険返戻金などを計上したことで、経常利益、当期純利益(92・3%増の7億1300万円)はともに大幅増となった。
今期は売上高が32・6%増の62億円、営業利益が79・3%増の3億5千万円、経常利益が48・9%減の4億円、当期純利益が65・0%減の2億5千万円を見込んでいる。