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基本給のベースアップを実施 アイケンジャパン


週刊経済2023年1月17日発行

物価高に対応

投資用アパート企画販売の㈱アイケンジャパン(福岡市中央区天神2丁目、中島厚己社長)は1月から、基本給を一律で底上げするベースアップを実施した。
物価高から社員の生活を守り、待遇改善で人材確保につなげる狙い。全社員の給与を平均10%引き上げる。7月からは昇格に伴う昇給幅の拡大も実施する。中島社長は「総合不動産企業を目指す上で、優秀な人材の確保は必要不可欠。年間約1億円の投資にはなるが、当社で働く誇りとやりがいを見出してもらいたい。年始に全社員へ発表したが、早速モチベーションの高まりを感じた。社員の待遇改善は結果的に商品やサービス、企業価値の向上につながり、副次的に退職抑止や採用活動への効果も期待できると考えている。物心ともに豊かに働ける企業づくりを推進していく」と話している。
同社は2006年8月設立、資本金1億円。22年6月期売上高は102億3700万円。従業員131人。福岡本社と東京本社のほか、熊本、広島、大阪、名古屋、仙台、岡山、札幌、台湾に拠点を置く。