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国道3号・岡垣バイパス4車線化事業が完了 北九州国道事務所


週刊経済2024年2月14日発行号

2月3日に開通

北九州国道事務所(北九州市小倉南区春ヶ丘、掛田信男所長)が整備を進めてきた国道3号・岡垣バイパスが完成し、2月3日午後4時に開通した。
同バイパスは岡垣町山田から宗像市武丸までの延長4キロ。福岡市と北九州市を結ぶ国道3号のうち、唯一の2車線区間で、これまで対面通行や絞り込み区間(4車線から2車線となる区間)での事故などによる交通規制などが発生するなど、安全性の低下が課題とされていた。1974年に都市計画決定され、2002年度に4車線化が事業化されたものの、09年の民主党政権発足時に行われた事業仕分けの影響で白紙化となっていた。その後、第2次安倍政権発足後の18年度に新規事業として再び採択され、同年12月に事業着手していた。4車線化に伴い、市街地からバイパスに乗り入れる2つのランプも整備されたことで、市街地からバイパスへの乗り入れも双方向での利用が可能になった。
4車線開通を記念し、同日午前10時に開かれた記念式典には、麻生太郎自民党副総裁ら約150人が出席。テープカットで開通を祝った。