NEWS

博多港に中国初の国産大型クルーズ船を寄港 中国・アドラクルーズ社


週刊経済2024年1月23日発行号

約3千人が乗船

中国の外航クルーズ船社・アドラクルーズ社(上海市、陳蘭峰CEO)は1月5日、中国初の国産大型クルーズ船「アドラ・マジック・シティ」を博多港に寄港させた。
同船は中国で初めて建造された大型クルーズで総トン数13万5500トン。全長324メートル。総乗客定員数は5260人。船内には900人収容のレストランやタイ式のシーフードレストラン、鉄板焼き、ビール醸造所のほか、日用品から高級品までを取り扱う免税店などがある。中国政府が昨年8月10日に日本への団体旅行を解禁し、9月18日に中国全土でのクルーズが全面公開を受けての入港で、博多港への寄港は初めて。初入港を記念し、船内では歓迎式典があり、福岡市港湾空港局の竹廣喜一郎局長、九州運輸局海事振興部の樋口博部長、博多港振興協会事務局の黒岩尚昭局長らが出席、ニクラス・ピータースタム船長に記念品を贈呈した後、記念撮影に臨んだ。
今回は上海発着で韓国・済州島、長崎、博多を巡るクルーズ。3千人超が乗船し、上陸後、大濠公園など市内観光スポットを楽しんだという。