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中国製低価格バイクの販売代理店募集  長剣通商    今年度は1千台販売突破


 自動二輪車ブランド「CKファクトリー」の開発・販売、株式会社長剣通称(春日市伯玄町2丁目、宮長剣社長)は、同社製品の販売強化と事業拡大のため、販売代理店募集を強化する。
 同社が07年から展開している「CKファクトリー」は中国の大手自動2輪車メーカーに委託しコストを抑えることで、国内市場相場の約半額で販売。今年10月には年間販売総数が1千台を突破するなど、福岡都心部を中心にユーザーを拡大。10月からTVCMを放映するなど認知度向上を図っている。現在、同社では県内を中心に14社と販売代理店契約しており、工場での生産台数確保、パーツの在庫などを管理する倉庫を設置するなど、積極展開に向けた社内環境が整ったため、代理店募集を強化する。
 商品のラインナップは、原付第一種(50cc以下)と第二種(51~125cc)の2種類。特に今年発売した「Cute50」と「Forte50」は若者向けのデザインで販売を伸ばしているという。代理店の条件はバイクを展示できるショールームがある、メンテナンスに対応できる整備士が常駐しているなど。宮社長は「中国産なので安全面を不安視する声もあるが、ユーザーからは安全面の評価を得ている。不景気やガソリン価格の高騰など低排気量バイクの需要は伸びているので、今後は市場拡大が見込めるだろう」と話している。
 同社は07年設立。資本金は5百万円。従業員は5人。10年9月期の売上高は約5千万円。これまでに約2千台を販売している。宮社長は中国・大連出身。1981年9月13日生まれの30歳。01年に福岡国際大学の留学生として来日。卒業後に趣味が高じて同社を設立した。