INTERVIEW
地元経済繁栄へ、2021年福岡証券取引所大発会
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福岡証券取引所(小田原智一理事長)の2021(令和3)年大発会が1月4日、福岡市中央区天神2丁目の同取引所で開かれた。
今年の大発会は新型コロナウイルス感染対策として、規模を縮小して実施。昨年は70人が参加したが、今年は人数制限が敷かれ25人が参加した。恒例の晴れ着姿の出席者は見られず、新年初の取引を祝う乾杯も自粛となった。
出席者を前に小田原理事長は「今年は辛丑(かのと・うし) にあたる。 辛(かのと)は、植物の成長でいえば、古い植物が枯れ、新しい世代が生まれようとしている状態を指す。丑(うし)は、糸へんをつけると紐(ひも)となる。植物の芽が種の中で紐のようにからみあい、伸びようとしている状態を指しているといわれ、新しい世代が生まれようとしている直前ともいわれる。干支からみると今年は、新たな芽生えが着実に生まれる状態にあるが、ある程度、時が必要であり、ある程度、我慢しなければならない年を暗示しているのかもしれない。
12年前の丑年はリーマンショックの翌年で、市場が過度の悲観から脱し始めた時期。2021年もそのようになるよう願う。昨年0件だった同取引所への新規上場についても努力を重ね、地域経済の発展に力を尽くしたい」と年頭のあいさつを述べ、地元経済の繁栄を祈り、博多手一本を入れた。
【金縄洋右】