INTERVIEW

  • 産業

「純利益は5億3300万円で過去最高」イフジ産業の藤井宗徳社長


鶏卵食品加工・イフジ産業㈱(粕屋郡粕屋町)の藤井宗徳社長は6月5日、同本社で「今年3月期の当期純利益は5億3300万円で過去最高となった」と語った。

これは「ふくおか経済」7月号のインタビューに応えて語ったもの。同社は液卵・冷凍卵の販売、液卵加工品のメーカーで、創業は昭和39年4月。今年3月東京証券取引所二部から一部に昇格したばかり。その感想について、「5年前に東証2部に上場しており、今回の一部上場に特別の感慨や達成感はない。やるべきことをやるだけ」と率直に語った。今年3月期の決算については、「売上高が142億4800万円で前期に比べて1.6%の減少、経常利益が6億8100万円で2.4%の増加、当期純利益が5億33000万円で22.7%の増加だった。特に当期純利益は過去最高だった」と少し笑顔を見せた。「売上高が減少したのは、鶏卵相場が下がったためで、同時に仕入価格も下がり、利益面でプラスした。液卵の販売は好調で、数量は5年連続で最高となった」と説明した。

 

 

藤井社長は昭和50年6月生まれの42歳。北九州市立大学商学部卒。趣味は「特にないが、強いて挙げれば僻地旅行。国内では青森の下北半島など、海外ではロシアのウラン・ウデ、モロッコのベルベル峠などに行った」と語った。