NECソリューションイノベータ

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馬場 靖

NECソリューションイノベータ㈱ 理事兼九州支社長

ばば・きよし／北九州市八幡西区出身、1967年3月6日生まれの55歳、福岡大学工学部機械工学科卒。1989年4月九州日本電気ソフトウェア㈱入社、2006年NECソフトウェア九州㈱官庁ソリューション事業部プロジェクトマネージャー、09年4月日本電気㈱第二官公ソリューション事業部プロジェクトマネージャー、15年4月同事業部長代理、17年4月NECソリューションイノベータ㈱九州支社支配人を経て、21年4月から理事兼九州支社長。同年5月からパブリック事業ライン上席主幹も兼任する。趣味はキャンプ、ゴルフ、釣り、カメラ
（写真）今年1月に天神ビジネスセンターに移転した九州支社

スマートシティ分野の拡大に期待

自治体向けのスマートシティに関するソリューション事業が好調だ。高齢化や人口減少など地域が抱える課題に合わせ、先端のデジタル技術の活用による効率化やヘルスケアを含む様々なサービスを駆使した新たな街づくり支援は、九州でも広域自治体から市区町村レベルにまで広範囲に及ぶ。
７月には、福岡市東区の九大箱崎キャンパス跡地を活用した「ＦＵＫＵＯＫＡ　ｓｍａｒｔ　ＥＡＳＴ」の開発に先駆け、多様化する社会課題や市民のニーズに応えていくためのデータ連携基盤の構築業務を、九州支社が中心となって市から受注した。馬場支社長は「箱崎の街づくりの方向性を左右する大事な基盤となる。後付けのＩＴ化ではなく、ＩＴを基盤に共通性のある開発を進める第一歩」と事業の重要性を認識しつつ、スマートシティ分野での今後の事業拡大に期待を寄せる。
近年は案件毎に対応する従来型のビジネスモデルから「Ｏｎｅ ｔｏ ｍａｎｙ」への転換を加速させる同社。「ニーズの共通性を見出せるか。ｍａｎｙを見据えたＯｎｅを作れるか。常にそこを追求していく」と意気込む馬場支社長。そこから生まれたサービスを強みに、今後も新たな価値と活力を生み出す未来の街づくりに貢献する。

DATA
所在地／〒810-0001 福岡市中央区天神1-10-20 天神ビジネスセンター18F
事業内容／SI/サービス、ソフトウェア開発

https://www.nec-solutioninnovators.co.jp/

（ふくおか経済2022年11月号FACE）