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DM都市開発(株)
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楽天グループとタイアップし、簡易宿泊施設の開発強化へ
(写真左上)Rakuten STAY博多白金(中央区白金)(左下)清潔感あふれる客室(2階)
(右上)ゲストハウス「ねこ蔵 ホステル」(博多区千代)
(右中央)日本酒バー「夜茶蔵」(1階)(右下)保護猫のシェルターを併設(1階)
福岡市営地下鉄や西鉄大牟田線の駅付近を中心に2014年設立以来、関係会社の一級建築士事務所、DMクリエイト㈱が得意とする「壁式鉄骨工法」を採用した賃貸マンション6棟をはじめ計11棟の投資用物件の開発を手掛けてきた。福岡市南区平和2丁目や西区姪浜駅南3丁目での案件も着実に進行中だ。
また、レジデンシャルタイプの簡易宿泊施設2棟の開発実績を持つ同社。21年2月には中央区白金に、同社初となる楽天グループ、宿泊施設運用代行業の楽天LIFULL STAY㈱(東京都)とタイアップした簡易宿泊施設の開業を目指す。名称は「Rakuten STAY博多白金」。楽天が施設計画から、内装デザイン監修、完成後のオペレーションまで手掛けていく。建物は12階建てで、1階はロビー、2~12階が客室。各階の客室は2部屋(25、35㎡)とし、2~5階の客室は2~3人、6~12階の客室は3~7人専用。部屋は4タイプで、客室のそれぞれの人数に応じたシングルベッドやバンクベッドを用意する。
一方で、17年3月にオープンした保護猫シェルター付のゲストハウス「ねこ蔵 ホステル」(博多区千代)の運営を通して、保護猫活動をはじめとしたソーシャルビジネスにも着手。ねこ蔵は2階建てで、1階に地酒や郷土料理を提供する日本酒バーと10~15匹ほどの猫が保護可能なシェルターを併設。2階には18人まで宿泊可能なドミトリーを設けている。「内壁に空気洗浄効果の高い炭入りの塗料を使用し、掃除は清掃会社に一任するなど、清潔感あふれる空間を確保している」と強調。飲食店とゲストハウスの売り上げの一部をシェルター運営費に充当しているそうだ。同ビジネスの発起人、森信子さんは「20代から保護猫活動の取り組みを続けている経験や、関係会社で建築業や飲食業を手掛けている同社の強みを生かし、国内外からの旅行客が集う宿泊施設が最適と考えた。この場をきっかけに、保護猫活動や保護猫の現状について知ってほしい」と熱い思いを語った。
森 弘晴 社長 もり・ひろはる/富山県富山市出身。1962年9月生まれの57歳。東京理科大学大学院建築学部修士課程修了。(石原舜介都市計画研究室)。日本鋼管㈱(現JFE)入社。JFEエンジニアリング㈱、JFE都市開発㈱を経て、2014年に独立。資格は一級建築士、宅地建物取引士 |
(ふくおか経済EX2020年)