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TheFace 2018

BCC


幸田 好和

㈱BCC 社長

こうだ・よしかず/直方市出身。1949年6月12日生まれの68歳。高知大学文理学部卒。86年NEC入社。製造・装置ソリューション事業本部長などを歴任後、08年6月NECソフトウェア九州社長を経て2012年6月から現職。趣味はゴルフ、アウトドア

人材教育によるリソース確保でDX時代に対応

官公、民間、医療分野での新規大型案件が寄与し、上期受注高は前年比20%増と近年では最高となる見通しだ。「ソフトウェアの受注制作状況も好調で大幅な収益改善につながった。厳しかった前年度に仕掛けた案件が確実に成果として表れた」。そう語る幸田社長の表情は明るい。
しかしその一方で、増え続ける案件に対するリソースの確保は今後の大きな課題となっている。特に業界内のSE不足が深刻な中、現在注力するAI・IoT・RPAの分野においては、働き方改革の推進でマーケットの拡大が見込まれるのを受け、習熟した人材の育成に注力。すでに9月までには全従業員の20%以上がエキスパートとしての育成を完了し、その導入からメンテナンスまでを一貫して対応できる人材を自社で確保することで今後の本格展開に備えている。同時に実証の場としてはもちろん、全社事業としても積極的に推進し、リソースの適正化につなげていく考えだ。
「AI、IoT、RPAは現在多くの引き合いがある。今後も新たなテーマに挑戦し、具体的な事例を創出していきたい」と意気込む幸田社長。DX時代を勝ち抜くBCCのこれからの動向に期待が高まる。

DATA
所在地/〒810-0044 福岡市中央区六本松2-12-19 BCCビル
TEL/092-711-5800
設立/1966年10月25日
資本金/1億円
事業内容/クラウドサービス、トータルセキュリティサービス、SI事業、ソフトウェア開発、アウトソーシングサービス、VANサービスほか
従業員/404人
売上高/53億4,900万円(2018年3月期)
拠点/BCC薬院ビル、東京支店、北九州支店、佐賀営業所
グループ会社/RKB毎日ホールディングス、NEC情報産業サービスグループ

http://www.bcc-net.co.jp

(ふくおか経済2018年11月号FACE)