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(株)NTTドコモ 九州支社
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中期戦略「beyond宣言」の深化で社会課題の解決に貢献
2020年代の持続的な成長実現に向けた中期戦略2020「beyond宣言」を推進する。従来の通信市場の枠を超えた新たな市場での競争が加速する中、大きな可能性を持つ5Gネットワークの世界を見据え、さまざまなパートナーとの連携で、社会課題の解決と新たな価値の協創をめざす。
ドコモ5GオープンラボTMで5Gの新たな可能性を検証
今年1月、那覇市内に第5世代移動通信方式(5G)技術検証環境である「ドコモ5GオープンラボTM OKINAWA」を開設した。東京、大阪に次いで全国で3カ所目、九州では初の常設検証用環境だ。5Gを活用した新たな利用シーンの創出に向けて、ドコモ5Gオープンパートナープログラムに参画する2,300超の企業・団体が、5Gの実験基地局・移動基地局を無償で利用できる。パートナーの企業・団体は、ラボ内の「5G基地局装置」をはじめ、「4K映像機器」や「VR装置」などを活用することで、2020年に先立ち、5Gを活用したサービス構築や検証が可能となる。
2020年代の情報社会では、移動通信のトラフィック量は2010年代と比較して1,000倍以上に増大すると予測されている。5Gは、増大するトラフィックに応えるネットワークシステムの大容量化を、低コスト・低消費電力で実現することを目標としている。さらに10Gbpsを超えるような「超高速通信」や「低遅延化」、IoT/IoEの普及に伴う「多数端末接続」への対応など、新たな時代のサービス創出への活用が期待される。ドコモ九州支社では「このオープンラボを九州の企業・団体に活用いただくことで、さまざまな業界のパートナーとの連携を強化し、5Gの新たなサービス創出に向けた取り組みを加速させる」と意欲を見せる。
「ドコモ5GオープンラボTM OKINAWA」の開設式 |
中期戦略2020「beyond宣言」を推進
2020年代の持続的な成長を実現するために、中期戦略2020「beyond宣言」を推進するドコモ。顧客ニーズに対応したアセット(資産)と企業や自治体などさまざまなパートナーとのコラボレーションを進化させ、新たな付加価値を協創する「+d」を軸に、「通信事業の強化」「スマートライフ領域の発展」を両輪とした取り組みを進めている。
実際、九州地区においても、自治体や企業、教育関係とともに社会の課題解決や高度化に向けた新たな価値の協創への動きが具体化してきている。対馬市でのLTE回線機能付タブレット端末を利用した「ICT教育システム」や福岡市と熊本市での「児童登下校見守りサービス」、鹿児島県肝付町での「AI運行バス」の実証実験、大分市での「音声対話による商品売場案内サービス」、有明海での「固定翼型ドローンとセルラードローン用通信デバイスを用いた目視外長距離飛行」の実証実験など、地方創生に向けた多くの「九州発」のプロジェクトが進んでいる。そして、これら次代のサービス実現へのカギとなるのが5Gネットワークの実現だ。
AIやIoT、ドローン、ビッグデータ等の技術の発展に加え、異業種から参入した新たなプレーヤーとの競争・協業などが活発化し、従来の通信市場の枠を超えた新たな市場での競争が加速する移動通信業界。
ドコモは自治体や企業、教育関係等のさまざまなビジネスパートナーとアイディアを出し合うことで、社会の課題解決や高度化に向けた新たな価値の協創に取り組む。山﨑支社長は「これまで以上に『九州発』のワクワクするプロジェクトを全国に発信していきたい。そして、中期経営戦略『beyond宣言』の実践によって事業構造を革新するとともに、社会課題の解決に貢献し、みなさまの生活を便利で豊かにするスマートライフの実現を目指していく」と力強く語った。
山﨑拓 執行役員 九州支社長
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【DATA】
㈱NTTドコモ九州支社
所在地/〒810-0004 福岡市中央区渡辺通2-6-1 西鉄薬院駅ビル
T E L/092-717-5511㈹
F A X/092-717-5713
代表者/山﨑拓執行役員九州支社長
㈱NTTドコモ
所在地/〒100-6150 東京都千代田区永田町2-11-1
設 立/1991年8月
資本金/ 9,496億7,950万円(2017年3月31 日現在)
事業内容/携帯電話事業など
年 商/4兆7,694億円(18年3月期)
代表者/吉澤和弘
従業員/7,767人(18年3月31日現在)
U R L/https://www.nttdocomo.co.jp
(ふくおか経済EX2019年)