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(株)福岡運輸ホールディングス
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全国で拠点整備加速、自社IT技術で業務改善の先進例も
(写真)鹿児島県志布志市に21年度開設予定の物流施設完成予想図
地場運送大手の福岡運輸㈱など㈱福岡運輸ホールディングスのグループ各社が拠点整備を進めている。
昨年7月に福岡運輸が埼玉県に「鶴ヶ島配送センター」をオープン。同月には福岡運輸システムネット㈱も神奈川県に厚木営業所を開設した。
今年6月には北九州市の門司港に倉庫が新設され、上記2社と、同じくグループの㈲菅原運送が利用する。富永社長は「3社同時利用は新しい試みで、グループのシナジー発揮に期待する」と語る。
また、今年春には鹿児島県志布志市と大崎町にまたがる約1万9,000㎡に物流施設を着工。2021年度に向けての完成が予定されている。
拠点整備とともに、同社が進めているのが自社開発のITシステムによる労働環境の改善だ。
昨年1月に、「バース予約・受付システム」を東京支店と福岡支店で稼働。同時に、グループのトラック車両が増える中で、車両管理システムも更新した。これには「効率化を目標に、グループ各社が同じ方向に向くため」(富永社長)の狙いもある。「バース予約・受付システム」はまた、トラックの待機時間が大きく削減されるものとして、九州運輸局から表彰された。東京支店と福岡支店では昨秋から受注業務において、AIを使用した画像認識と自動入力のシステムも稼働しており、今年度、さらに高いレベルでの活用を目指す。
「物流業は社会に必要とされている仕事」
人手不足や法改正による「標準的な運賃」の導入など転換点を迎える業界にあって、変わらないのは富永社長の「物流業は社会に必要とされている仕事だ」という強い思い。特に同社は昭和33年に日本で初めて冷凍輸送車を走らせ、その後の食品物流の先駆けとなった歴史を持つ。以来、食品を主に扱うため、生活になくてはならない役目を背負う。富永社長は「我々の仕事をまずは知ってもらい、正しく理解してもらうこと。ここにも力を注ぎたい」と意気込んだ。
「物流業は社会に必要な仕事」と訴える同社広告看板。福岡空港に設置されている |
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募集職種/事務職、作業職、乗務職
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採用予定/30人
インターンシップ/秋予定
年間休日/105日
問合せ先/TEL.092-627-2211
担 当/高坂
(ふくおか経済EX2020年)